更新情報

一般社団法人日本エグゼクティブコーチ協会（JEA）事務局です。
10月号のメールマガジンをお届けします。

木々が少しずつ色づき始める10月。夕暮れ時が早く感じたり、虫の鳴く声に秋の深まりを感じたりと、季節が変化をしていくように、私たち自身も日々挑戦と成長を繰り返しながら変化を遂げているのではないかと思います。
秋は、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋等といわれるように、何かを始めるにも良い季節とされています。忙しい年末を迎える前に、なにか新しいことにチャレンジをしてみるのも良いかもしれませんね。

‥目 次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

1．今日のコラム「沈黙が語るとき――わかりやすさを超える対話へ」JEA会長 伊藤義訓
2．『コアコンピテンシーセミナー』のご案内
3．『JEA & CBL地域交流会㏌大分』のご案内
4．『オンライン交流会』のご案内

 

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1．今日のコラム「沈黙が語るとき――わかりやすさを超える対話へ」JEA会長 伊藤義訓
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もっとわかりやすく」「短くまとめて」――。そんな言葉が会議や報告の現場で日常的に交わされるようになりました。情報を整理し、明確に伝える力は確かに重要です。
暗黙知を形式知化へと変換し、共有知へと昇華させることは、知識創造の根幹でもあります。
しかしその過程で、私たちは何かを置き去りにしてはいないでしょうか。
「わかりやすさ」を追い求めるあまり、曖昧さや沈黙、表情の揺らぎといった「文字にならない情報」が切り落とされていく。それは、組織に漂う空気の厚みや、人間関係の深度を失わせる静かなリスクでもあります。
今やAIは、膨大な言語データを解析し、人間以上の速度で思考を模倣するようになりました。「わかりやすさ」と「論理の整合性」はまさにAIの最も得意分野です。
だからこそ、人間が担うべき価値は、言葉では表現しきれない"間"や"気配"の世界に移りつつあります。そこには、アルゴリズムがまだ触れられない領域──沈黙の中に流れる感情や信頼の微細な波があるのです。
エグゼクティブコーチングの本質は、まさにその"言葉にならない領域"に耳を澄ますことにあります。
クライアントの呼吸の乱れ、声のトーンのわずかな変化、沈黙の背後に潜む思考のうねり。
それらは数値化できなくとも、確かにリーダーの「内なる真実」を映し出すデータです。
コーチとは、それを受け取り、響かせ、再び言葉として還す媒介者。
AIが言葉を扱う時代だからこそ、私たちは"言葉を超えて感じ取る力"を磨く必要があります。
形式知と暗黙知、論理と感性。その往還を自在に行き来できる者こそ、人と組織の変化を導く真のリーダーであり、コーチなのだと思います。

 

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2．『コアコンピテンシーセミナー』のご案内
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ICFコアコンピテンシーの各項目の考え方を確認しつつ、実践できる力を養います。

本セミナーはICFのCCE（継続コーチ専門教育）の認定講座です。

　-----詳　細--------------------------------------
日　時：2025年10月28日（火）20:00～21:30
場　所：オンライン（Zoom）

参加費：JEA会員 2,200円　非会員 4,400円
対　象：ICF資格取得並びに資格更新を目指している方，コーチングのスキルアップを目指したい方
定　員：20 名
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お申込はこちら↓
https://jea20251028.peatix.com/

申込締切は，10月28日（火）です。

このセミナーは（株）コーチビジネス研究所とJEAの共催です。本セミナーは受講証明書（CCE1.5）の発行手数料を含んでいます。

今後の開催予定は、11月25日（火）です。
いつからでも参加可能です。

 

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3．『JEA & CBL地域交流会㏌大分』のご案内
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今年も地域交流会を開催いたします。
年に一回、様々な地域で開催し、会員同士の交流を深める機会です。
今年は九州、大分県です。皆様の参加をお待ちしております。

-----概　要------------------------------------
日　時：2025年12月6日（土）18時～
場　所：大分県臼杵市
参加費：13,500円（予定）
定　員：20名
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詳細はこちら↓　　　　　　　　　　
https://jea20251206.peatix.com/

 

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4．『オンライン交流会』のご案内
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今年も年末恒例のJEA・CBL合同オンライン交流会を開催する予定です。
参加者同士の新たな繋がりが得られる機会です。
気軽な交流会ですので、是非お飲み物をご用意の上ご参加ください。

　-----詳　細--------------------------------------
日程：2025年12月17日（水）20:00～21:30（90分）
場所：オンライン（Zoom）
参加費：無料
対象：コーチ、コーチを目指す人、ビジネスパーソンなど
定員：100名
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○お申込はこちら↓
https://jea20251217.peatix.com/

 

　編集後記

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10月に入り、東証株式市場は、半導体関連株などに牽引され日経平均は48,000円を超える史上最高値で推移し、AIバブル感が否めない状況にあります。今回の伊藤会長の冒頭コラムでも触れられていますが、新聞記事やSNSなどでもAI関連の話題が目につきます。
さて、日本人がダブル受賞した今年のノーベル賞ですが、医学・生理学賞の坂口志文氏や化学賞の北川進氏は、いずれも長年にわたり地道な研究を積み重ね、仮説を否定されながらもあきらめずに、偉大な結果を導き出しました。一方で、2024年のノーベル化学賞は、AIでアミノ酸配列からたんぱく質の構造を予測する技術を確立した、米グーグル傘下ディープマインド社のデミス・ハサビス氏らが受賞しました。ハサビス氏は「おそらく10年後にはAIが問題を解くだけでなく、自ら仮説を立てることができるようになる」と答えており、「AIはノーベル賞に値する発見をするか、少なくともその発見に貢献するだろう」考えられています。人類史における大きな転換点、「シンギュラリティ*」にまもなく到達するのでしょうか。少なくとも近い将来、ノーベル賞のありかたは変わってくるかもしれませんね。

（*：技術的特異点、人間の脳と同レベルのAIが誕生する時点）

（編集長：新藤隆志）

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